イボについて
イボには感染するものとしないものの2種類があります。
- 感染するイボ
- イボ(尋常性疣贅)・ミズイボ(軟属腫)・コンジローマ
- 感染しないイボ
- 老人性疣贅(脂漏性角化症)・繊維種(アクロコルドン)
イボの原因
原因はヒトパピローマウイルスです。このウイルスには100種類以上の型が存在することが知られています。健康な皮膚には感染しませんが、小さな傷口があると、そこから感染して発症してしまいます。
自分で引っ掻いて治そうとすると、かえってウイルスを撒き散らして増やしてしまう可能性がありますので、イボを見つけた際は、数が少ないうちに皮膚科で相談しましょう。また、稀ながら悪性のものもあるので、それらとの見分けをつけることも大切です。
イボの治療
液体窒素による冷凍凝固治療やヨクイニンの内服をします。
塗り薬(サリチル酸)を使います。
ミズイボ(伝染性軟属腫)
ポックスウイルスによる皮膚の感染症です。
こどもによく見られますが、大人はかかりにくいです。
ミズイボはアトピー性皮膚炎に併せてできることが多いです。
ミズイボの治療
イボ冷凍凝固で治す方法とピンセットで取り除く治療があります。
免疫力をあげるために飲み薬を使います。
ミズイボを固める塗り薬を使ってかさぶたにして治す治療もあります。
扁平疣贅やアクロコルドン(軟線維種)
扁平疣贅は頭や顔にできるイボで、アクロコルドンは首イボと呼ばれています。ワキにできることもできます。
扁平疣贅やアクロコルドンの治療:液体窒素による冷凍凝固治療をします。
数が増えないためには飲み薬(漢方薬)を使います。